2013年11月3日。*1 仙台 雨のクリネックススタジアム宮城。
そして次の瞬間、僕は信じられない奇跡を目の当たりにする。
―「ピッチャー 則本に代わりまして 背番号18 田中将大!!!!」
頭にないわけではなかった。
シーズン中の24勝0敗、リーグ優勝決定戦からCSまでの流れ。*2 田中が最後を締める要素は充分に揃っていた。
それでも、160球投げた翌日。常識ではありえないと思い込んでいた。
そして、あれからちょうど4年と3か月経った2018年2月3日。
僕は再び『分かってはいたものの信じられない奇跡』を目の当たりにすることとなった。
…さて、東山奈央 1st LIVE ”Rainbow” at 日本武道館 参加してまいりました。
僕にとっては2014年2月22日の中川かのんstarring東山奈央のライブ以来4年ぶりの、東山奈央単独イベントへの参加となります。*3長かった・・・。
冒頭の茶番で述べたように、ソロ1stライブ@武道館というとんでもない状況で、とんでもないことが起こったイベントでした。
以下でセットリストと共に、ライブを振り返っていきます。
1. 君と僕のシンフォニー
花道の先のセンターステージに置かれた一本のマイクにスポットが当たる演出が激エモ。曲の記憶がない。
2. True Destiny
序盤からブチ上げてく構成好きですよ。CDでは一切刺さらなかったのに、曲順とかシチュエーションでは刺さるようになるのが現場の面白さ。
3. Bright Heart
こういうの聴けるのが曲数が少ない1stライブの醍醐味。
4. Day by Day
出勤定番曲。無限に体を揺らすやつ。
5. グッバイ・アンブレラ
想いはRain Rain
6. ガラクタフルワールド
アルバム中でも上位の曲なので、普通に高まりました。
7. StarLight
こっからダンス系3連発。
8. My Way
ボーカルも力強いのにあそこまでのダンスできるのが凄すぎる。
9. I WILL
待ってました!!!!まさかこのパートで披露されるとは。
10. オトメイロ
熱い風巻き起こせ 情熱込めて行け(イーヤーサーサ!) さあ遠くまで遠くまで飛ばそうぜ チバリヨ伊志嶺 伊志嶺ヒット!伊志嶺ヒット!伊志嶺ヒット!伊志嶺ヒット!*4
11. 星の標
ライブで最も化けた楽曲。この辺からバイオリンの存在意義が分かってきた。
12. 初恋
月がきれい関連のカバー曲やる旨の言及があった瞬間、おっ!!!???ELTか????となり 連番者にヤバイヤバイ言ってました()
初恋も強いので良いです。
13. 月がきれい
酒がきらい。*5
作品のことを思い出しながら浸ろうと思ったが、『武道館の守護神』こと門脇さんのバイオリンの演奏がバケモノすぎてそれどころではなかった。
14. Rainbow
エモいMCからの、本人制作楽曲。記憶がありません。
まだ3,4曲残ってるのにこの曲が本編最後じゃない。
これアンコールどうすんだ…?とこのあたりから徐々に察し始める。
15. イマココ
ココドコ。イントロのピアノが強すぎる。落ちサビのピアノと東山奈央ボーカル。
生バンドで本当によかった。
16. Chain the world
CD音源の歌い方がクソダセエなと思ってたけど、しっかり格好良い歌い方に仕上がってた。流石すぎる。
17. 君の笑顔に恋してる
即席振りコピだったけど楽しかった。
EN1. らぶこーる (中川かのんstarring東山奈央)
EN2. ハッピークレセント (中川かのんstarring東山奈央)
2018年2月3日。とんでもないことが起こりました。ここだけは別枠なので後述します。
EN3. 灯火のまにまに
新曲。和ロック系。メニマニマニマニか?となった。
EN4. 君と僕のシンフォニー
客電映えするねえ。最後はこれでしょう。
●2013.11.3が蘇った2018.2.3
本編が終わり、アンコールが始まる。僕は頭の中で『風空花人』以外の『東山奈央』名義の曲が全て歌われたことに気づいていた。東山奈央という人間の性格上、あのキャラクターをソロライブに持ち込まないという選択肢も充分にあり得ると思っていた。
ただし、もう駒はない。舞台はもう整っていた。
ステージに星のマークが登場した瞬間、こんなことが起こるんか…と思いながら崩れ落ちた。2014.2.22 中川かのん starring 東山奈央 2nd Concert 2014 Ribbon Illusionぶりに中川かのんが帰ってきた。
更に僕にとっては、2013.11.3 楽天が日本一になった人生最高の日以来『分かってはいたものの、信じられない奇跡』を体験することとなった。
●『僕』と『東山奈央』と『中川かのん』
『中川かのん』というキャラが僕を神のみの世界に引きずり込んだのが2012年。同時に『東山奈央』という存在を知り、イベントに通うほど惹かれることになる。
『東山奈央』のイベントに通い始めたのがきっかけで今のイベント通いオタクであるところの『僕』が形成された。
当時新人声優だった『東山奈央』は『中川かのん』の力を借り、数々の大舞台を経験していく。
そして、"かのんちゃんになれなかった"と泣いていたあの日から4年、今度は『東山奈央』が『中川かのん』を武道館、なるりんに連れてきた。
らぶこーるが終わり、衣装を脱ぎ捨てなるりん制圧した瞬間の記憶が薄いけど、そういえば原作準拠だ・・・。
『僕』と『東山奈央』と『中川かのん』が歩んできた2012年ころからの流れを思い起こせば起こすほど、2018年にこれが実現した事実に涙が出てくる。
クソデカ黄色リボンを付けた東山奈央の立ち姿が、とてつもなくエモかった。